2019年の大学受験で実際に宿泊したホテルの体験記を母親目線でお届けするシリーズ。4回目の今回は「ホテルグランド東雲」です。
もくじ
筑波大学受験に人気のホテル
2月25日、26日の筑波大学受験のために、つくば市にあるホテルグランド東雲に宿泊しました。かねてからこのブログでもお伝えしているとおり、筑波大学受験のためのホテルは予約が取りにくい状況にあり、早い時期から争奪戦になります。この日の予約は7月に取りました。
ホテルグランド東雲は、受験当日の朝に受験会場まで専用のバスで送ってくれるサービスがあるため人気があります。もちろん、つくば駅から何便もバスは出ているのですが、かなりの人数が利用するのでとても混雑します。せっかくホテルに前泊したのに、当日組と同じように長蛇の列に並んでぎゅうぎゅうのバスに乗るのはできれば避けたいですよね。そのため、バスの送迎はありがたいサービスなのです。
モチコ
つくば駅から徒歩8分
ホテルグランド東雲はつくば駅のA5出口から徒歩8分の場所にあります。大通り沿いにあるので迷うことなくたどり着けますよ。
ただ、ホテルの入り口には少し注意が必要かもしれません。駅から歩いていくと最初に目に入る低い建物はチェックインカウンターからは遠いので、奥の高いビルを目指していくとスムーズにチェックインできます。(私は間違えて、館内をウロウロ迷いました)
こちらがホテルのチェックインカウンターがある入口です。
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受験生御用達で慣れている
毎年受験生を受け入れているため、ホテルはいろいろな面で慣れています。チェックイン時に「筑波大学受験生の皆様」と題したガイド用紙を渡されます。そこには、夕食、朝食の案内や送迎バスの案内などが書かれているので、しっかり目を通しておきましょう。
また、フロントには「筑波大学新聞」やアパート探しの情報誌、イオンのチラシなどが置かれていました。
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部屋は昭和モダンの雰囲気
こちらは宿泊した新館シングルの部屋です。部屋は広く、ベッドはダブルといっていいほど大きめでした。ホテル全体は結婚式場として人気なだけあって和洋折衷の華やかさがあり、部屋自体もビジネスホテルとは一線を画しています。
照明はザ・ホテルという感じのオレンジ色の間接照明で、若干暗く感じるかもしれません。デスクは勉強するのに十分な広さがあり、スタンドもあるので明るさは確保できます。
創業から40年以上たっているだけあって水回りや備品などに古さを感じますが、不快ではありませんでした。シャワーや浴槽にためるお湯の温度調節は自分で行うタイプなので、適温にするのがちょっとだけ大変かもしれません。
新館はシャワートイレになっています。本館はそうではないので、シャワートイレが必須の人は予約の時に気をつけてくださいね。
室温は部屋ごとに調節できるタイプなので、快適な温度にできるのがうれしいですね。
衣類は壁にかけられます。ハンガーは2つだったので、足りなそうなときは重ねてかけるか自分で用意していきましょう。
カードキーではないことに注意!
ちょっと驚いたのが、部屋の鍵がカードキーではなかったことです。昔ながらの挿して回すタイプです。だからドアもこんな風になっています。
オートロックではないので、鍵を忘れて部屋から出ても締め出されてしまう危険はありませんが、鍵をかけ忘れてしまう点に注意が必要です。
また、出かけるときにはフロントにキーを預けないといけません。カードキーに慣れているとつい忘れがちなので気をつけたいですね。
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廊下には自販機と電子レンジがありました。暖房で部屋が乾燥するので、冬でも飲み物は意外と必要です。すぐに買えて助かりました。
接客が素晴らしい
ホテルグランド東雲のスタッフは、総じて接客が素晴らしいです。丁寧で、やわらかい物腰で、とても気持ちのいい対応をしてもらえます。
おそらく、結婚式場として長い歴史があるホテルなので、スタッフは格の高い接客マナーを学んでいるのでしょう。ですから、わからないことがあったらスタッフに聞けばやさしく教えてもらえます。ひとりで宿泊しても心配は不要です。
食事がとにかく豪華でおいしい!
うれしい驚きだったのが、食事が豪華でおいしかったことです。それなりのホテルであれば食事はたいてい美味しいものですが、ホテルグランド東雲の食事は本格的というか、料理に気合いが入っているというか、ワンランク上でした。
夕食はバンケットホールでのビュッフェ
到着日の夕食は「バンケットホールでのビュッフェ」だったので、会場に行ってみると「申し訳ございません。ただ今満席でございますので少々お待ちいただけますでしょうか」との案内を受けました。しかし、食事をしている人はそう多くはなく、テーブルにも余裕があります。不思議に思い観察してみると、人数制限をしてゆったり食事が楽しめるようになっているように見えました。ビュッフェといえど席は案内され、スタッフもあちこちに立ち、目を配っています。
5分ほど待つと丁寧に席に案内されました。6人は余裕で座れるかという円卓にたった二人きりです。贅沢です。
食事は和洋中揃った本格メニューで、おいしいものばかり。大きなエビのてんぷらやそば、うどん、中華のエビチリにエビせんべい、春巻き、チャーハン、洋食のロールキャベツ、ミニハンバーガー、コーンポタージュなど十分な品揃えです。デザートももちろんあり、ケーキやタルト、ゼリーなどお腹がいっぱいでも食べたくなる魅力的なものばかりでした。
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知っておくと安心なポイント
- ビュッフェといえど満席で待たされる場合があります。
- ひとりの場合、相席を頼まれることも。テーブルは広いのでさほどストレスにはならなそうですが、苦手な方はご注意を。
- ビュッフェ会場は結婚披露宴を行う豪華な雰囲気。ホテルスタッフのサービスが本格的で緊張してしまうのか、とても静かでした。ひとりで来ていた高校生は見ていてちょっと気の毒にも感じるほど。良くも悪くも格式が高いので、慣れない高校生のひとり宿泊は少し緊張してしまう場面が多いように感じました。
朝食はレストランでのビュッフェ
朝食は夕食会場とは別のレストランでのビュッフェでした。席は自由なので、日本庭園が見渡せる窓際がおすすめです。ただし、混んでくると相席になることもあるので、ひとりの場合はあらかじめ小さなテーブルを選んで座ったほうがいいかもしれません。
メニューは一般的なビュッフェメニューで和洋揃って品数も十分。受験の朝にしっかり栄養を摂れます。
コンビニで昼食が買えなかった
ホテル内にコンビニはなかったので、翌日の昼食を買いに近くのコンビニに出向きました。近くといっても3~4分歩いたでしょうか。ですが、行ってみるとすでに品切れでおにぎりもパンもありませんでした。
仕方なく次のコンビニへ。しかし棚は空っぽ。あせりつつその後も3軒ほど回ったのですがどこも売り切れです。同じような受験生や、親子連れがどこのコンビニにもいて、「ないね。どうする。これ買っとく?」などというやり取りを耳にしました。
時間は午後7時頃。ちょうど品切れになる時間帯だったのかもしれませんが、受験生がたくさん宿泊しているので需要が供給を上回ってしまったのでしょう。翌日の昼食をコンビニで買う場合は、早めに確保することをおすすめします。
結局何も買えなかった子どもは、翌朝コンビニに出向いておにぎりをゲットしてきました。隣の部屋の高校生もコンビニ袋をぶら下げて朝廊下を歩いていたので、同じように昨日買えなかったのだなと思いました。
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バスについて
受験会場まで送ってもらえるバスは、ホテルのマイクロバスです。チェックイン時に乗車券をもらえるので、乗車時に渡します。
8時出発で次の順番で各会場に向かいます。1~6まではおよそ30分かかるそうです。
- 第二試験場
- 第三試験場
- 第一試験場
- 体育・芸術試験場
- 医学試験場
- 春日試験場
子どもの話によると、どうやらバスは1台だけではないようです。7:45頃乗車場所へ行ったところ、けっこうな人数がすでに乗っていて、満員になり次第出発したとのこと。早めに行っても待たされるだけ、とはならないようですよ。
また、チェックアウトしてから荷物を持ってバスに乗り込む人も多いので、混雑を避けるためには早めに行ったほうが良いかもしれません。
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医学群と体育専門学群は26日にも試験があります。バスは同じように8時出発で、次の順番で会場に向かいます。
- 医学試験場
- 体育試験場
体育の試験についてはよくわからないのですが、医学の場合、面接時間によっては1便しかないバスの出発時間が合わないかもしれません。その場合は駅から出るバスに乗って行きましょう。2日目は受験生が少ないので、スムーズに行けると思います。
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