パリまで約12時間の長時間フライトでは、座席は快適であってほしいですよね。エールフランスでは有料で予約直後から座席指定をすることができるので、今回の旅では「デュオシート」のオプションを購入しました。その予約方法と座席の感想を紹介します。
座席指定できるシートの種類と料金
デュオシート
2席だけのシートです。2人で旅行するときに最適で、新婚旅行のカップルにも人気です。ひとり旅でも予約することができ、その場合は隣の乗客は一人だけになります。無料の通路側の席と同じじゃないと思うところですが、わざわざお金を払ってすでに1席埋まっているデュオシートを買う人は少ないと思われるので、運次第では隣に誰もいない快適なフライトになります。(混雑している時期には可能性は低くなります)
■料金:30~40€
■注意点:飛行機の最後方に配置されているので、飛行機から降りるのが遅くなります。トイレにも近いので、人がすぐわきに列を作ったり、シートにもたれかかられる場合も。搭乗するときも狭い通路をかなり歩くことになります。
また、デュオシートの前方に付き添いなしの子ども用の座席がある場合があります。気になる人は知っておくと安心ですね。
シート・プラス
足元が広々とした座席です。前に座席がなかったり、非常口の近くにあったりします。足が伸ばせるので体の大きな人にとって楽で、トイレに立つときも人にぶつかることなくスムーズに移動できます。
■料金:10~70€(目的地や日付によって異なる)
■注意点:非常口付近のシートに座る人は、緊急脱出の手伝いができることが条件とされています。エールフランスでは以下の人を対象外としているので注意しましょう。
- 移動に制限がある方(介助動物の有無にかかわらない)、
- 妊娠している方、
- 非常口へのアクセスを制限する可能性のある体格(ウエストサイズ135 cm以上)の方、
- 乳幼児ならびに11歳以下の小児、
- 付き添いなしでご旅行され、「キッズ・ソロ(Kids Solo)」サービスをご利用になるお子様(年齢にかかわらず)、
- 機内にペットをお連れになる方、
- フランス語および英語のいずれも完全に理解することができない方。
モチコ
前方座席
エコノミー席の2列目から4列目にあるので、すぐに飛行機を降りることができます。早く降りて混雑する前に入国や出国手続きをしたい場合におすすめです。
■料金:30€
いつから予約できるの?
有料の座席指定は航空チケットの購入後に行えます。予約には「予約番号」または「航空券番号」が必要なのでお手元に用意して、こちらの予約ページからトライしてみましょう。予約番号と航空券番号は「eチケットお客様控え」に記載されています。
デュオシートに座った感想は?
気疲れせず快適なフライトに
今回のパリ旅行では、成田発のAF275便とシャルルドゴール空港発のAF276便を利用しました。航空券の予約をしたのは5月半ばで、すぐにデュオシートの予約もしたのですが、9月のフライトにも関わらずすでにちらほら埋まっていました。人気があるので早めに動くのが良さそうです。
デュオシートは飛行機後方の右側と左側から選べたので、行きと帰りで違うサイドを予約しました。窓側の席は機体の壁との間に隙間があり、そこにちょっとした荷物を置くことができて便利です。通路側の席は足を外に伸ばしても通路を通る人の邪魔にならないスペースがあるので、体格が良い息子は最高だと喜んでいました。何より他人と体を密着することなく過ごせるのが最高です。パーソナルスペースが守られるので、エコノミー席のストレスをぐんと減らすことができます。
また、後ろの座席は機内食を配られるのが最後なので好きなものを選べないデメリットがあると聞いていたのですが、機内食は最後方のギャレーから前方に向かって配られたのでその心配は不要でした。
モニターが正面にこない席があった
ひとつ気になったのは、前の座席の背面についているモニターが真正面にこず、微妙にずれていたことです。これは、行きの便で座ったデュオシートの最前列の席が、前の3列シートの配置と少しずれていることが原因です。テーブルも正面にこないので多少不便に感じました。
帰りの便ではデュオシートの3列目だったので、モニターは真正面にきていました。ちょっとしたことですがストレスに感じるといけないので、席を選ぶときに気をつけてみてくださいね。
モチコ
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