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大学受験の飛行機に「格安航空券」をおすすめしない理由

大学受験の準備で、ホテル予約と一緒に早めに手配しておきたいのが航空券ですね。

最近は格安航空券が人気で、受験のときも格安航空券にしようと考えている方が多いかもしれません。でも実をいうと、受験のための移動に格安航空券はおすすめできません

それはなぜなのか、理由をずばり解説していきます!

そもそも格安航空券とは

格安航空券とは、サービスを最低限にして安い運賃を提供する格安航空会社が販売する航空券のこと

LCC(ローコストキャリア)航空券とも呼ばれています。

おもなLCC

  • ジェットスタージャパン
  • ピーチ・アビエーション
  • ソラシドエア
  • エア・ドゥ
  • スターフライヤー

JALやANAとは何が違うの?

 

LCCに対し、JAL(日本航空)やANA(全日空)といった従来の航空会社は、レガシーキャリアやフルキャリアと呼ばれています。

サービスを最低限にすることで安い運賃を可能にしているLCCですが、JALやANAとは具体的にどんな違いがあるのでしょうか。

LCCの特徴
  • 座席が狭い
  • 食事や飲み物、毛布などが有料
  • モニターがないなど機内設備が簡素
  • 予約の変更や払い戻しの手数料が高く、キャンセル不可の場合もある
  • 遅延・欠航したときの対応が手厚くない
  • 荷物の預け入れが有料、または制限が厳しい
  • チェックインカウンターが離れた場所にあり、規模も小さい

いろいろな点でコストカットしていて、なるほどと感じますね。確かにいらないサービス、なくても我慢できるサービスもありそうなので、その分安くなればありがたいことです。

ただし、それは通常の場合。受験という失敗できない一度限りの状況において格安航空券を使うことは、リスクを背負うことともいえるのです。

モチコ

ちょっと脅かしすぎてしまったかもしれませんが、知らずに後悔する受験生や親御さんを一人でも減らしたいので続けていきますね。

受験に格安航空券をおすすめしない理由

先述したLCCの特徴のなかには、受験生にとってリスクとなる項目がいくつかあります。それぞれについて見ていきましょう。

予約の変更や払い戻しの手数料が高く、キャンセル不可の場合もある

受験のための飛行機の予約は、なるべく早めに済ませて安心したいというのが多くの親御さんの気持ち。

でも一方で、受験する大学が直前になって変わることもあり、予約しておいた飛行機を変更したり、キャンセルしたりする可能性も大いに考えられます。

格安航空券は、この変更やキャンセルの自由度が高くありません。各社で異なりますが、手数料が高かったり返金されなかったりなどという場合もあるのです。

いざ変更するときに、わからなくてあれこれ調べたりあわてたりするのは、受験直前にはなるべく避けたい状況ですよね。

モチコ

返金されなくて「なんでこんなことに…」と落ち込んで家庭の雰囲気が悪くなったら、もう、悲しいです。

遅延・欠航したときの対応が手厚くない

受験するにはとにもかくにも、時間までに大学に到着していなければいけません。通常なら前日に現地入り、雪が降る地域では飛行機の遅延や欠航も考慮して、前々日入りというのが常識になっています。

万が一にも起きてほしくない遅延や欠航ですが、起きてしまった場合はどうなるのでしょうか。

悪天候で遅延・欠航した場合

悪天候によって遅延・欠航した場合、LCCでもレガシーキャリアと同じく別の便に振替えることが可能です。

ただし、JALやANAは飛んでいる便数が多いので当日中の振替便に乗れる可能性が高いのですが、LCCはそもそも便数が少ないので翌日やもっと後の便になってしまう場合も…。

前々日入りを予定していればまだ救われますが、気持ちはかなり焦りますね。

家に帰れない場合は、近くのホテルを自力で探さなければいけないことも大きな負担になります。空港で一晩明かすとなれば、体調面も心配です。

機材の故障等で遅延・欠航した場合

レガシーキャリアの場合、飛行機の故障など自社都合で遅延や欠航になったときは、後続便への振替はもちろんのこと、他社便や他の交通機関への振替、ホテルの手配、宿泊費用や交通費の負担などをしてくれます。

ところがLCCの場合は、自社後続便への振替か払い戻しのどちらかになるのが一般的です。各社によって違いはありますが、レガシーキャリアほどの手厚いサービスを受けられることはありません。


以上のように、格安航空券は万が一が起きたときのリスクが高くなる傾向にあります。

サービスが最低限である分、安い価格で購入できる格安航空券。しかし、受験という一生を左右しかねない場面においては、残念ながら向いているとはいえません。

「正規運賃航空券」がもっともローリスク

では、もっともリスクの少ない航空券はどんなものなのでしょう。それはずばり、レガシーキャリアの正規運賃航空券(ノーマルチケット)です。

定価の航空券なので、お得感はなく安くもありません。でも、その分受験生にとってのメリットがしっかりとあります。具体例をあげてみましょう。

  • 購入後1年間は日程、ルート、航空会社などの変更OK
  • キャンセル時の払い戻しOK 

つまり、受験する大学が九大から北大に変わったとしてもまったく問題なし。天気が悪くて飛行機が飛ぶかどうか怪しいとき、予定を変更して早めに現地入りするなんてことも可能です。

自由度が高いので、万が一の事態や急な変更にも対応できるのが一番の強みです

なるべく安くすませる方法は?

安心感たっぷりのノーマルチケットですが、運賃はけっして安くはありません。例をあげてみますね。

  • JAL:羽田⇒新千歳(2021.2.23搭乗)普通席
  • 大人普通運賃 38,200円

※2020.8.4時点での価格

片道でこの価格なので、なかなかの衝撃が走りますね…。

実はJALにもANAにも早期割引があり、早めに購入することで半額以下になることもあるのですが、予約の変更ができません。安い分、やはり自由度が制限されてしまうのです。

では、安心を確保しつつなるべく安く受験旅行をするにはどうしたらいいのでしょうか。

おすすめは、行きはJALやANAの正規運賃航空券、帰りはレガシーキャリアの早期割引航空券やLCCの格安航空券と使い分ける方法です。

帰りであれば、多少日程変更を余儀なくされても対応できる場合がほとんどですよね。

お得な格安航空券はエアトリで比較して探せます。格安航空券を購入できるサイトはいろいろありますが、エアトリは日本の大企業(DeNA)が運営しているのが大きな安心点!

海外企業が運営するサイトのように「なんだか使いにくいなあ」と感じることもなく直感的に操作できるので、あっという間に予約できてしまいます。

わからないことや何かトラブルが起きたときも日本語で対応してくれるので、サポート面でも安心なんですよ。

モチコ

LCCの格安航空券だけでなく、JALやANAの早期割引航空券も含めた結果が出てくるので本当に便利です!

賢い選択で安心・お得な受験旅行を!

格安航空券は安い分、自由度が低いので何かあったときに困ったことになりがち。受験という大切な日にはあまり向かないことをお伝えしてきました。

ぜひ賢い選択をして、安心とお得の両方を最大限に享受してください。スムーズに現地入りをして、そのままの勢いで受験を成功させましょう!

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