おそらく、中学生以上の日本人で知らない人はいないといってもいい、泣く子も黙る東京大学。にっぽんの最高学府として燦然と光り輝く国立大学です。
その東大を受験する機会に恵まれた高校生やその親御さんはほんの一握り。おのずと、受験に向けた準備にも気合いが入ることでしょう。
そこでこの記事では、元受験生の母が、いま一度「東大を受験する子どものためにホテルを選ぶなら?」という目線で吟味したおすすめホテルを紹介していきます。
「快適・満足」と感じる要素は人それぞれ。ホテルの特長を細やかに紹介していくので、「ここだ!」とピンとくるホテルに出会っていただけたらうれしいです。
また、この記事は受験情報に精通した保護者の方向けというよりも、「受験のためのホテル予約事情はよくわからない」「地方から参戦するので何から始めていいやら…」という方向けの記事にするつもりです。ご心配なく読み進めてくださいね。
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東大の試験会場は?
東大の受験は2つのキャンパスに分かれて行われます。上の地図からもわかるように、だいぶ離れた場所にあるので、くれぐれもお間違えのないように!
文系の試験会場は「駒場キャンパス」
東大の文系学部(文科Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類)の試験会場は、駒場キャンパスです。
モチコ 青山学院大学(渋谷駅)や明治大学(明大前駅)など、沿線にはほかにもたくさんの大学があります。
理系の試験会場は「本郷キャンパス」
東大の理系学部(理科Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類)の試験会場は、本郷キャンパスです。
モチコ まずは、東大の文系学部(文科Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ類)を受ける方におすすめのホテルを紹介します。駒場キャンパスへのアクセスは井の頭線で「渋谷駅⇒神泉駅⇒駒場東大前駅」というルートが王道。この記事でも渋谷駅を起点として、ホテルをピックアップしていきます。 駒場キャンパスと各ホテルの位置関係は番号をふって上の地図に表示したので、クリックなどしてご活用ください。 モチコ セットならお得に!【新幹線・JR + ホテル】をまとめて予約 駒場東大前駅の一つ手前の「神泉駅」から徒歩3分、駒場キャンパスまでは徒歩10分ほどのホテルです。 大きな特長は、客室に洗濯乾燥機と電子レンジ、ミニキッチンが備わっている点。外食が苦手な人や長期滞在したい人なども快適に過ごせます。 部屋が広いので、ゆったりとくつろげるのも良い点。しかも、ダブル・ツインルームのすべてとシングルルームの一部はバス・トイレ別です。家にいるときと似たような環境が保てるので、平常心で受験に臨めそうですね。 モチコ 渋谷駅直結の『渋谷マークシティ』内にあるアクセス至便なホテルです。駅にさえたどり着けばホテルはすぐそこなので、渋谷に不慣れでも安心ですね。 渋谷駅から「駒場東大前駅」までは2駅3分ほど。徒歩でも20分ほどで到着できるので、万が一電車が止まったとしても歩けない距離ではありません。 東急ホテルブランドの中では「東急ホテル」に次ぐミドルクラスのブランドなので、設備やサービス面の心配は不要です。「騒音で眠れなかった」「不快感があって落ち着けなかった」などという経験をすることはまずないでしょう。 モチコ 渋谷駅直結の『渋谷ストリーム』内にあるホテルです。ホテルの階上にはGoogle Japanの本社、階下にはショップやレストランがひしめく大注目のスポットでもあります。 もちろん、渋谷駅からのアクセスも良好。飛行機で来る方なら、成田と羽田の両空港からリムジンバスで同じく渋谷にある「セルリアンタワー東急ホテル」まで行けば、そこからタクシーでの無料送迎サービスが用意されています。不慣れな電車移動をしなくていいのがうれしいですね。 渋谷駅から徒歩5分の場所にそびえ立つ超高層ラグジュアリーホテルです。 東急ホテルブランドの中ではもっともハイクラスな位置づけなので、とにかく上質なホテルに泊まりたいという方におすすめできます。 客室がかなり広いので、ホテルの狭い空間が苦手な方でも快適に過ごせるでしょう。 渋谷駅から徒歩2分の好立地ホテル。東急ホテルブランドの中では、もっともリーズナブルで親しみやすいホテルなので、肩の力を抜いて過ごせるでしょう。 とはいえ、受験の宿としての快適さや機能性は十分備わっています。 渋谷駅から徒歩7分。少し歩きますが、その分静かな環境が受験生に好評のホテルです。 毎年、受験生プランを販売しており、加湿器とデスクライトを確約しているようです。 さらに、ホテルの地下1Fには勉強するのに最適なスペース『勉強カフェ 渋谷スタジオ』があるので利用してみては? モチコ 渋谷駅新南口から徒歩1分の駅近ホテルです。荷物が多い受験生にはありがたいですね。 利便性と飾らない上質さで心地よい滞在をかなえてくれるので、受験の宿としておすすめできます。 セキュリティーを強化したレディースフロアもあるため、女性一人でも安心して宿泊できますよ。 渋谷駅から徒歩12分。にぎやかな駅前から少し離れた高級住宅街の入り口に建つホテルです。 東京の人ごみに疲れてしまうと受験に影響してしまうかもしれないので、ホテルはなるべく静かなところにとる、というのも賢い選択です。 駅から歩いても、その分違うメリットを得られそうですね。 渋谷駅から徒歩8分、駒場東大前駅の一つ手前の「神泉駅」から徒歩5分の場所に建つホテルです。駒場キャンパスまでも徒歩10分ほどの距離です。 渋谷駅から行くには道玄坂を上るので、荷物が多いと少し大変かもしれません。「渋谷マークシティ」の中を通っていけば坂道を登らなくていいので、ぜひ覚えておいてくださいね。 アパホテルは客室がコンパクトなのが特徴のひとつです。シングル・セミダブル・ダブルルームはすべて11平米(約7畳)。狭い空間が苦手な方にはおすすめできませんが、その代わりベッド周りに機能が集中し、なんでもできるようになっているので、「ホテルではリラックスするのみ!」という方にとっては必要十分な環境でしょう。 モチコ 冒頭で紹介した「東急ステイ渋谷」とはまた別のホテルで、こちらは渋谷駅に近いのが特長。新南口から徒歩2分という好立地です。 洗濯乾燥機や電子レンジ、ミニキッチンが揃った設備は同じですが、シングルルームが広さの異なる4種類から選べます。 駒込キャンパスと違い、本郷キャンパスは最寄駅がいくつもあってアクセス方法が豊富なので、便利なホテルもたくさんあります。 そこで、「徒歩10分以内」「徒歩20分ほど」「最寄駅まで1~2駅」の3つにカテゴライズして紹介していくので、希望にあうホテルをみつけていただけたらと思います。地図は場所の把握にお役立てください。 東大前駅から徒歩5分、東大正門までは徒歩2分。試験会場に歩いて行けるホテルとして人気を集める定番宿です。 ネット予約は半年前から可能で、2月の前期試験の場合は8月1日からスタート。 ただし、文部科学省や公立学校教職員などの共済組合員向けに電話予約が1年前から開始されるので、非組合員の方が予約を取るのはなかなか難しいのが現状です。 モチコ モチコ 本郷三丁目駅から徒歩2分、東大の赤門まで徒歩5分のアクセス良好なホテルです。赤門より少し先の正門までも約8分と近いですね。 例年、9月初旬から予約をスタート。2024年度分より電話での予約は中止され、オンライン予約に変更されています。年末までにキャンセル待ちの受付案内がサイトに掲載されるそうなので、粘ってみるのもいいかもしれません。 モチコ ※大規模改修中 東大前駅から徒歩5分、東大正門までは徒歩4分の場所にあるレトロな旅館。畳に布団で眠るので、ホテルやベッドが苦手な方におすすめです。 1人用の部屋もあり、小さな机も用意されています。トイレとお風呂は共同ですが、朝食を部屋でいただけるのがいいですね。 例年、秋ごろから東大受験生向けのプランが販売されるようなので、チェックしてみましょう。 モチコ 春日駅から徒歩1分、本郷キャンパスの正門までは徒歩10分ほどで到着できるホテルです。 ドーミーインは顧客満足度調査(2019)のビジネスホテル部門で第1位に輝いた評価の高いホテル。なかでもドーミーイン後楽園は、最大級に広い大浴場が自慢の宿です。寒い受験シーズンに身体をあたため、リラックス効果をもたらしてくれるでしょう。 客室は2段ベッドが並ぶキャビンタイプもありますが、受験には向いていないので、普通の個室をおすすめします。 徒歩20分ほどの距離にあるホテルは「近すぎず、歩いて体と頭を目覚めさせるのにちょうどいい」と、意外に人気があります。 御茶ノ水駅から徒歩5分、東大の正門までは徒歩20分ほどの距離にあるホテルです。 地上11階・地下2階の大きなホテルで、客室数は200以上。予約を取れる可能性が高いのがうれしいですね。1年前から電話での予約を受け付けています。 モチコ 三田線「水道橋駅」から徒歩5分、本郷キャンパスの正門までは徒歩15分ほどの距離にあるホテルです。 リッチモンドホテルは2015~2018年まで4年連続で顧客満足度調査(ビジネスホテル部門)の首位に輝いた実績のあるホテル。東大の受験ホテルとしても信頼できるでしょう。 三田線「水道橋駅」から徒歩3分、本郷キャンパスの正門までは徒歩15分ほどの距離に建つホテルです。 都会のホテルには珍しい大浴場があるのが魅力。華美すぎずシンプルモダンに整えられた客室は、いつも通りの気持ちを保つのに役立ってくれそうです。 2021年7月18日に閉館 徒歩圏内にこだわらなければ、アクセスがスムーズなホテルはまだまだあります。 南北線「後楽園駅」から徒歩5分に位置し、本郷キャンパスまでは後楽園駅⇒東大前駅(1駅3分)とアクセス良好なホテルです。徒歩でも25分ほどで着きます。 例年、東大までバスで送ってくれるサービスもあるので申し込んでおくと楽できますよ。 大きなホテルで客室数も豊富なためか、理系受験生の定番宿として人気があります。受験生の受け入れに慣れているホテルに泊まることはマイナスにはならないでしょう。 モチコ JR駒込駅から徒歩1分の駅近ホテルです。本郷キャンパスへは、接続している南北線の駒込駅⇒本駒込駅⇒東大前駅という2駅4分ほどのルートでスムーズにアクセスできます。 JR東日本メッツホテルは、どのホテルも駅に至近なのが特長。こちらの駒込店も例にもれず駅の目の前なので、迷わずたどり着けます。 近くに大学が多数あるため毎年大勢の受験生を受け入れており、サポート体制が整っているのも安心な点です。 モチコ セットならお得に!【新幹線・JR + ホテル】をまとめて予約 東大受験のためのホテル選びで多くの方が気にしていることといえば、「予約はいつからできるのか?」という点でしょう。 各ホテルの紹介文でも触れてきたように、東大受験の定番宿として人気の徒歩圏内のホテルのなかには、予約開始の日を設定しているホテルもあります。 こうした情報を知ると「さっそく参戦して何が何でも予約を取らなければ」と焦ってしまうものですが、ほかにもホテルはたくさんあるので、そんなに鼻息を荒くすることはありません。 とはいえ、なるべく早めに予約を確保して「安心したい」という気持ちも痛いほどわかります。 多くのホテルでは、1年先までの予約を電話で受け付けているので、まずは直接電話して聞いてみるのがもっとも確実です。 でも、1年前に受験することが確定しているケースはあまりないかもしれませんね。その場合は、夏や秋ごろからネットで予約しましょう。半年前や3ヶ月前になると予約できるようになっているホテルは多いです。 ホテルによっては「受験生プラン」を販売しているので、それを利用するのもよしです。受験生プランには、加湿器とデスクライトが確約されていたり、自習室が使えたりするなど特典が魅力的な場合も。 残りものには福がある、ではないですが、早々に勇んで確保したホテルが誰にとってもベストとは言い切れないので、予約できたホテルとのご縁に感謝して、受験までの日々をゆったりと過ごしたほうがいいのではと感じています。 東大受験の前に、併願校として私立大学を受験する方も多いですよね。最近では、地方会場を設けている私立大学も増えていますが、早稲田や慶應、上智、立教、学習院などのように、自校キャンパスのみで実施している大学もあります。 MARCHであれば、大学入学共通テスト利用入試でサクッと合格をとれます。でも、慶応はこれを実施しておらず、早稲田は合格のボーダーが恐ろしく高いので不合格もありうる…。 こうした点や、東大受験の前に一度入試の緊張感を経験しておくのもいいという考えから、東大受験生でも私大を併願するのはごくあたりまえのこと。その際のホテル選びには以下の記事がお役に立つかもしれないので、よかったら参考にしてください。 【早稲田大学】受験におすすめのホテルと予約前に知っておきたいこと モチコ駒場キャンパスに近いおすすめホテルBest10
1.東急ステイ渋谷
2.渋谷エクセルホテル東急
3.渋谷ストリームエクセルホテル東急
4.セルリアンタワー東急ホテル
5.渋谷東急REIホテル
6.渋谷東武ホテル
7.JR東日本ホテルメッツ渋谷
8.渋谷クレストンホテル
9.アパホテル渋谷道玄坂上
10.東急ステイ渋谷新南口
本郷キャンパスに近いおすすめホテルBest10
正門まで徒歩10分以内のホテル<4選>
1.フォーレスト本郷
2.ホテル機山館
3.鳳明館<森川別館>
4.春日の湯 ドーミーイン後楽園
正門まで徒歩20分ほどのホテル<4選>
5.東京ガーデンパレス
6.リッチモンドホテル東京水道橋
7.the b 水道橋
8.ホテル ココ・グラン上野不忍
キャンパス最寄駅まで1~2駅のホテル<2選>
9.東京ドームホテル
10.JR東日本ホテルメッツ駒込
いつから予約は始まるの?
一緒に検討しておきたい併願校のホテル
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